2019年9月3日のブログ「食も眼も心も。」に、高校の野球部について書きました。
アスリートフードマイスターとして食のアドバイスをし、メンタルビジョントレーニングインストラクターとして、眼と心のサポートをしている野球部のお話です。

彼らの高校には週に一度お邪魔していますが、様々な面からサポートできるように、私なりに野球部員ひとりひとりと接しています。
彼らを理解してあげることで、トレーニングもサポートもしやすいですし、何よりも、母親のように愛情を持って接しています。本当は、姉と言いたいところですが…（笑）

自宅から通っている子、下宿の子…と生活環境もそれぞれですが、なんとしても、彼らの身体を大きくしてあげたいという思いも強いです。
メンタルビジョントレーニングをするのに高校にお邪魔した今日は、愛情を込めた差し入れをしました。トレーニング前に、補食を取ってもらおうと思い、おにぎりを作っていきました。
サプライズの差し入れでしたので、トレーニング前に「お腹すいてる人～？」って聞いたら、全員手を挙げました。ポカンとしている彼らにおにぎりを配ると、絶叫に近い歓喜の声があがりました。
男の子が大好きなお肉を使ったものを具にするのには、いろいろと考えますが、栄養面から考えてオススメの一つを紹介します。

おにぎり、たくさん、にぎりましたよ～！

今回の具は、肉みそを作りました。
私の作るものは、おおざっぱなのでいちいち計量しないで作るので、あまり参考にならないかもしれませんが…。すみません…。
たっぷりの合いびき肉を先にフライパンで直接炒めました。油をひかずにそのまま炒めるだけでもかなり油がでます。火が通ってポロポロになったら一旦、炒めた合いびき肉をザルにあけます。ザルにあけた合いびき肉の油を切っている間に、フライパンに刻んだ長ネギにニンニクペーストを入れて炒めます。
良い香りがしてきたら、合いびき肉を加えます。私は、味付けに、めんつゆ少々と、田楽用の味噌（東海地方で売っている味噌ペーストです）を加えます。味付けはお好みがありますので特に詳細は明記しません。最後に煎り白ごまを加えて出来上がりです。

肉みそって、おにぎりに合いますよね。たくさん作って作り置きしておけば、本当に便利です。
アスリートに必要な糖質と、良質なたんぱく質が一度に摂取できる万能補食の肉みそおにぎりです。
おにぎり用の海苔を別に持参して、彼らには、食べる直前にパリパリの海苔を巻いて、食べてもらいました。
野球部のみんな、美味しそうに食べてくれました♪ たくさん握って行ったので、残ったおにぎり３個は争奪戦になりました(笑)。「俺のかーさんのおにぎりより美味い！！」…って。おいおい…(笑)。
喜んでいただけて何よりです。
残ったおにぎりの争奪戦は、メンタルビジョントレーニングの点数が良かった上位3名に当たりました♪

　　　　　写真：私の差し入れおにぎりを食べている野球部の子たち♪

 

話は変わりますが、
野球部のひとりひとりを理解すると同時に彼らの部活環境についても知りたく、そんな時に、こんな本と出会いました。竹書房の「放物線のキセキ」です。
5年前に出版されたこの本、まさに彼らの高校野球部の先輩たちのお話の本なのです。
この本が出版された頃は、私はまだアメリカにいたので、本の存在を知ったのはつい最近です。
今の野球部の子たちの中では、この本のことを知っている子と知らない子が半々です。
とても素敵なお話で、この高校の野球部の素晴らしさと野球部員の子たちの野球への思いが伝わります。
当時の苦労と笑いと涙があるからこその今の野球部があると思います。この本を読むことで、また彼らに一歩近づけたのかなと思います。
野球部の子たちと私の目指すものは同じです。気持ちも同じです。日々ワイワイと楽しくトレーニングしながら、心を通わせています。

これから冬に向けてのトレーニングはますます個々に特化して行く予定です。来年の春がまちどおしいです。