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ライスボール

ここぞという時に

※今回のブログは、ウェブマガジン「ベースボール北海道ストライク」に8月26日掲載の「野球少年の食トレ」のコラムに追記補足したものを掲載いたします。

練習では自分の思い通りのプレーができるのに、試合になると100%の力を発揮できない。運動会のかけっこの前に、お腹が痛くなるのは何故だろう。…そういう経験をした方は、たくさんいらっしゃると思います。日常とは違う、緊張する時や本番に、心や脳の状態をなるべく完璧に近づけてあげる方法は、実は食べることでも改善できるのです。

大事な試合で、ここ一番の状態になるためには、脳の状態を良い状態にしてあげることが大事です。本番に強い人というのは、ノルアドレナリンという物質が安定して分泌されているために、ここぞという時に力を発揮できるのです。

ノルアドレナリンは、交感神経を活発にし、記憶力アップにも欠かせない神経伝達物質です。記憶力アップにも効果があるということは、普段の学習面でも大いに効果があるということでもあります。

ノルアドレナリンが適度に分泌されていると、集中力・記憶力・積極性・痛みの緩和に効果がでます。一方、ノルアドレナリンが不足していると、ストレスへの耐性が弱まり、無気力、意欲の低下にもつながります。

ノルアドレナリンは、チロシンとフェルアラミンを摂取することで分泌が増えます。

チロシンが含まれる食材は、かつお節、大豆製品、チーズなどです。
フェルアラミンが含まれる食材は、鶏肉、魚介類、大豆などです。

身近な食材をしっかりと摂取することで、ここぞという時に力を発揮できると期待できるのです。もちろん、脳の状態だけではなく身体的な条件もありますから、栄養素を摂取するだけで100%の力を発揮できるわけではありませんが、少しでも100%に近づくことができる方法が、必要な栄養素を摂取することなのです。

今回は、チキンのパエリアを作ってみました。

実は魚介類を使うよりもチキンのパエリアは手間はだいぶ省けますし、市販のパエリアソースを使えば、かなりの時短レシピになります。(市販のパエリアソースのレシピ通りに調理したので、申し訳ございませんが、今回は作り方を省かせていただきます。)

私が用意したものは、市販のパエリアソース、米、鶏もも肉、パプリカ、エリンギ、枝豆です。

フェルアラミンを含む鶏肉は、筋力アップにもつながります。チロシン、フェルアラミン両方を含んでいる枝豆をトッピングしました。緑黄色野菜であるパプリカ、ビタミンDを含むエリンギも使用しました。

そして、ごはんに含まれる糖は、脳にとって必要不可欠な栄養素でもあります。
テスト勉強や、集中力が必要な時、疲れている時は、脳はいつも以上に糖を必要としています。積極的に摂取してください。

脳を鍛える、メンタルを強くする…というのは、私はメンタルビジョントレーニングでも指導させていただいておりますが、食べることで必要な栄養素を摂取することも非常に大切なことです。是非、意識して実践してみてください。

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