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ライスボール

集中力アップに鉄

※今回のブログは、ウェブマガジン「ベースボール北海道ストライク」に9月23日掲載の「野球少年の食トレ」のコラムに追記補足したものを掲載いたします。

現代の日本人の食生活に不足していると言われている栄養素の一つに「鉄」があげられます。鉄分が不足すると、身体にどういう影響があるのでしょうか。今回は、鉄のお話をします。

鉄は、ミネラルの一種で、血液中の赤血球を作っているヘモグロビンの構成成分です。鉄はヘモグロビンに取り込まれて、肺で酸素と結合して体中に酸素を運びます。
アスリートが運動を継続するために必要なエネルギーを作るために酸素は必要です。この酸素がなければ、アスリートのパフォーマンスは低下します。

鉄不足は、脳に供給される酸素不足をももたらします。酸素が不足すると、集中力がなくなります。
また、鉄が不足すると、貧血やめまい、免疫力の低下にもつながります。疲れが取れない、立ちくらみ、頭痛を感じやすい人も、鉄不足が考えられます。

食品に含まれる鉄は、2つに分けられ、吸収効果が異なります。肉類に含まれるのが「ヘム鉄」、野菜類に含まれる「ノンヘム鉄」です。ヘム鉄の方が、吸収効率がノンヘム鉄より2~3倍高いと言われています。

鉄を含むたんぱく源の代表的な食材は、レバーや赤身の肉、赤身の魚です。

レバーは、様々な栄養素の宝庫で、お肉類の中では、いろんな意味で最強なのですが、レバーな苦手な方も多いですよね。

鉄の摂取を意識するなら、牛肉をオススメします。牛肉であれば、もも肉やヒレ肉や肩の部位に鉄が多く含まれていると言われています。そして、スーパーで手ごろなお値段で買えるアメリカ牛肉は、和牛に比べて脂肪分が少なく、鉄も多い傾向にあります。

アメリカ牛肉か和牛かは、好みが分かれると思いますが、どちらを選ばれても鉄はしっかり摂取できますので、美味しく召し上がれる方をお選びください。

みんなでワイワイしながら美味しく食べることができる焼肉は、ガツガツたくさん食べたい若い世代はお肉に集中するあまり野菜不足になりがちです。一緒に緑黄色野菜を意識して食べるようにしてください。

鉄はビタミンCを含んだ野菜と摂取すると効率的に吸収されます。
美味しく牛肉をいただくには、ステーキ、ローストビーフ、焼肉、牛丼などいろいろとメニューがあがりますが、必ず、ビタミンCの野菜を添えてお召し上がりください。

牛肉は、とても優秀なたんぱく源です。
たくさん食べて、集中力を持続させ、疲れ知らずの身体作りを目指してくださいね。

 

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