1年位前のこと。長男が「今日の給食、めちゃくちゃ美味かった！！！今度、作って！」と興奮しながら学校から帰ってきました。
メニューを聞くと「なんだっけ…」の答え。学校からもらってきていた献立カレンダーを見てみると「エスカロップ」と書いてありました。

聞いたことあるような、ないような…。
早速調べました。エスカロップとは、簡単に書きますと、根室市のご当地料理らしいです。「根室が生んだB級グルメ！」と言われているらしいです。そのメニューが札幌市の小学校の給食になるなんて～。すごーい。

そしてその数日後、長男は「これがレシピ！！」と学校からもらってきたレシピの紙を私にくれました。学校では、いくつかのピックアップされたレシピを自由にもらえるらしく、早速そのレシピを持って帰ってきたのです。
そこまでして、よっぽど食べたいのか…。

…と手渡されたレシピを冷蔵庫に貼ったまま、なんと1年も過ぎてしまいました。
別に、作らないつもりでいたわけではなく「いつか作ろう」と思っていて、放置していました。長男よ、ごめん…。1年越しに「よし、作ろう！」という気分になりました(笑)。

長男は、「ただいま～」と言わずに「今日の晩メシなに？」と帰ってくるタイプ（次男も同じですが）。長男の夜ご飯は何かという問いに「今日は、エスカロップだよ！」と1年も待たせてしまった申し訳なさと長男の喜ぶ顔が見たくて張り切って答えたのに、「なにそれ、かたつむり？」「いや、それエスカルゴだから。」「なにそのエスなんとかって」…とのやりとり。1年経てば、エスカロップのこと忘れてしまいますよねぇ…。メニュー名も忘れますよねぇ…。長男よ、ごめん。

エスカロップは、ざっくりと説明しますと、バターライスの上にトンカツを乗せデミグラスソースをかけたものです。

【作り方】４人分
（学校から持ち帰ってきたレシピをご紹介します。４人分とありますが、我が家はこれで２人分です　笑）

バターライス
①バター（大さじ１）と白ワイン（小さじ１）を加えた水分量に塩を入れ、ごはん２合を炊く。
②フライパンにバターを溶かし、粗みじんにしたたけのこ（60g）を炒め、塩・こしょう・しょうゆで味を調える。炊きあがったごはんにパセリとともに混ぜる。

トンカツ
①肉に下味をつけ、小麦粉・卵・パン粉の順に衣をつけ、170度くらいの油で揚げる。

デミグラスソースは、私は、スライスした玉ねぎをバターで炒めた後に市販のソースを加えて作りました。
写真のアスパラとしめじは、バター焼きで塩こしょうで味を調えました。トマトはグリルで焼きました。

豚肉はビタミンB1たっぷりなので、この季節の夏バテや疲労回復効果は抜群です。トマトは免疫力アップに、アスパラはミネラル豊富でカリウム、カルシウムをはじめ、マグネシウムやリン、鉄などを豊富に含んでいます。しめじはカルシウムの吸収を促すビタミンDを摂取できます。
エスカロップは、バターを使い、揚げ物を載せた料理ですので、カロリーは高いです。しかし、大人と違って運動している子供の場合は、1日の消費エネルギーが摂取エネルギーより多いことが日常だと思います。毎日、このようなメニューでしたら摂取エネルギー過多になりますが、たまにでしたら、このようなどっしりメニューは子供には喜ばれますよね。
この日はエスカロップの他に、わかめスープとグリーンサラダを添えました。

1年越しになってしまいましたが、子供たちは「美味い～～！！」と言って食べてくれました。
任務完了です。