コンビニで補食を
※このブログは12月23日に「ベースボール北海道ストライク」の「野球少年の食トレ」に掲載したものです。
生活の中で身近な存在のコンビニ。ちょっとお腹がすいた時に気軽に食べ物を買えるのは本当に便利です。今回は、アスリートに有効的なコンビニの活用法についてのヒントをお話します。
なんでも気軽に好きなものを買えるコンビニですが、ただ空腹を満たすためだけに食べ物を購入するのはちょっともったいないです。
運動をする前、運動後など摂取するタイミングによって食べ物や飲み物を選ぶことはアスリートにとっては非常に重要になります。
特にジュニア世代のアスリートは、空腹な時や部活の帰りにお友達と買い食いしがちだと思います。ここで意識して欲しいのは、おやつと補食の意味は違うということです。
エネルギーや栄養素が切れた状態で運動することがないように摂る軽い食事、これが補食です。空腹の状態で運動すると練習の質が落ちるだけでなく、集中力も落ち、ケガにもつながります。おやつにあたる、お菓子・スイーツなどは糖質と脂肪以外の栄養素が摂れないので、アスリートには望ましくありません。甘いものが欲しいときは、アスリートの補食には、果物や乳製品をおすすめします。そして運動後にも摂取する補食もとても重要です。
運動後のおなかがすいた時に、何かを食べたいと思ったら、今の季節にはオススメの補食があります。
「肉まん」です。糖質、タンパク質がいっぺんに摂れて、しかもホコホコに温かい。心も体もエネルギーチャージできる優れものです。具には野菜や豚肉が使われていることがほとんどです。豚肉は運動後の疲労回復には最適なたんぱく質源です。
それ以外にも、持ち歩きできる最強の補食、バナナ。これもコンビニでも売っていますね。
それから牛乳やヨーグルト(食べるのも飲むのも)組み合わせるとさらに良いです。
また、汗をかいた後には、梅のおにぎりもオススメです。梅に含まれるクエン酸は疲労回復効果があります。
「おなかがすいた」という感覚は、胃が空っぽになってつらいと思います。脳からの指令でエネルギーが欲しいということです。動く力が欲しいという人間の本能です。
アスリートにとっての補食の効用は以下の通りです。
- 食事で不足しがちな栄養素をカバー
- 運動前にエネルギーをチャージ
- 運動後の疲労回復の促進
コンビニは、買うものをしっかりと見極める力さえあれば、アスリートにとっても本当に便利でありがたいお店です。アスリートであることを意識して食べることは、身体作りにも非常に大切なことです。